老人ホーム・有料老人ホーム・通所・訪問介護検索トップ > 介護マガジン > 自宅で介護を始める前に

介護は、いつ必要になるか分かりません。突然この瞬間に倒れるなんていうことも、可能性はゼロではないのです。ですからあらかじめ、介護を始める前に知っておくべきことをまとめてみました。スムーズな介護のスタートが切れるように、準備しておきましょう。
在宅介護をスタートする前に、必ず確認しておかなければならないことがあります。それは「要介護者である本人の気持ち」と、実際の「介護にあたる家族の気持ち」です。
家族は介護する気持ちでいっぱいでも、本人の気持ちが同じとは限りません。家族に苦労をかけさせることは忍びないと考えている要介護者や、在宅介護には賛成していても、家族に入浴の介助をしてもらうのは気がひけると感じる要介護者もいます。逆にホームヘルパーを利用したいと本人が望んでも、家族が外部の人間を家の中に入れることに抵抗を持っている場合もあるでしょう。こうしたそれぞれの気持ちが解決されないまま在宅介護を始めてしまうと、お互いの関係に溝ができてしまいます。さらには適切な介護サービスを利用することができず、家族の介護疲れを引き起こしたり、要介護者本人も辛い思いをしてしまったりします。
そもそも、「介護」とはどういうことでしょう。介護というのは、要介護状態になった人が自立した生活ができるようにと支えていくことです。ただ単純に、日々が送れていればそれで良いというわけではありません。生活の質が少しでも向上するよう、援助していく必要があります。そのため家族全員で話し合い、一家として介護にどう向かっていくか、その方針を持つことが大切です。家族の気持ちをひとつにして、介護生活をスタートさせましょう。
在宅介護を始めようとするとき、介護する家族のライフスタイルについてもよく考えておく必要があります。まず、メインの介護者は誰になるのか。要介護者の子供なのか配偶者なのか、あるいは子供が結婚していれば、息子(娘)夫婦のどちらが担当するのか。仕事や子育てとどう両立していくのかが、キーポイントとなります。親の介護については、職場の理解も必要でしょう。日中仕事に出ている時間帯はどうするのか、どんな介護サービスが利用できるのかなど、検討しなければいけないことは山ほどあります。また、いざというときに頼れる人や、相談機関なども確保しておく必要があります。
介護というと、一見だれでもできそうなイメージを持つかもしれません。しかし実際は、とても厳しいものです。日常生活の延長として存在する介護は、介護者も要介護者も同様に、ときにイライラをぶつけ暴言を吐き、酷い感情を抱いてしまうこともあります。しかしその反面、介護には喜びもたくさんあります。正しい知識を持ち、介護保険などの制度を上手く活用していくことができれば、家族にとって介護はかけがえのない経験となるでしょう。
