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リハビリは、正式にはリハビリテーション(rehabilitation)といいます。「心身が再び適した状態になる」という意味を持った言葉です。リハビリでは単なるトレーニングではなく、身体全体の機能回復を促すために行われます。
リハビリでもっとも大切になるのは、本人の意志です。その意志を持ち続けられるよう、介護者はサポートしていく必要があります。そのためには、まずリハビリについて詳しく知っておきましょう。
リハビリには、理学療法や作業療法、言語聴覚療法などがあります。それぞれ、以下のような内容・役割を持ちます。
・理学療法
関節可動域の増大や歩行訓練、マッサージなどを行います。例えば骨折や麻痺で起き上がりができない、あるいは歩行ができないような場合には、この理学療法を受けることになります。
・作業療法
指先などの訓練をはじめ、「作業すること」を通して身体的・精神的に回復をはかっていくものです。また日常生活が自立して行えるように、その人に適した指導を行います。
・言語聴覚療法
言語機能や、嚥下機能回復を目的としたリハビリです。
リハビリは、その効果が目に見えて現れるようになってくると、やる気や達成感が湧いてきます。しかしそこに到達するまでの期間は、辛く苦しい闘いでもあるでしょう。思ったようにできないもどかしさや情けなさから、投げ出してしまいたくなる高齢者は多くいらっしゃいます。
中には、リハビリに行ってもかたくなに拒否し続けたり、「もうこのまま寝たきりになってもいい」などと弱音を吐いたりすることもあります。そのようなときはリハビリを一時休止して、気分転換を図ったり、気持ちを整理したりする時間を作ることも大切です。
また、リハビリは日常生活の中でもできます。着替えをしたり起き上がったりという何気ない動作も、意識的に行うことでリハビリに変化するのです。もちろん、理学療法士や作業療法士に相談して、在宅用のメニューを立ててもらうのもよいでしょう。リハビリを受けている本人が、疲れ切って自信を失ってしまうことがないよう、適度に介助しながら自立を促していきましょう。できているところを言葉で伝え、支えていくことが大切です。
寝たきりになると、手足の関節や筋肉が拘縮を起こしやすくなります。拘縮が起こると、関節を動かせる範囲が狭くなってしまい、腕や脚を伸ばしたりするだけで痛みを感じるようになってしまいます。そのため、日頃から関節や筋肉をほぐし、マッサージなどによって血行をよくしておくことが大切になります。訪問リハビリテーションや訪問マッサージなどもありますので、一度主治医に相談してみることをおすすめします。

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