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元気に暮らしているうちは、身の回りのことをすべて自分で行っています。そのため、体力も筋力もそれほど低下することはありません。しかし、風邪をひいて 寝こんでしまったり、あるいは腰や関節に痛みを感じるようになったりすると、それまでできていたことが徐々にできなくなって、気持ちも沈みがちになってし まいます。そうすると家に閉じこもることが増えて、筋力の低下を招くばかりか、外からの刺激を受ける機会も減ってしまいます。
そのため、まずは今の状態を維持できるように、健康を意識した生活を心がけていきましょう。事前に、できることから予防策を講じていくことも大切です。
健康づくりというと、運動をしたり食事バランスを考えたりというイメージがあるでしょう。しかし高齢者の場合は、それに加えて特に「転倒」に注意する必要があります。
転倒を起こしやすい場所は、意外にも自宅であることが多いのです。そして寝室や居間など最もリラックスできる空間で、転倒は起こります。家の中にあるわずかな段差や家電製品のコード、床に散らばった物に足を取られて、転んでしまうのです。
そのため、自宅内のよく通るルートに手すりを付けたり、コードが部屋の真ん中を走らないように工夫するなどといったことも、介護予防として大切になってきます。
無理のない範囲で、積極的に外出するようにしましょう。歩くことに不安があれば、杖や押し車を利用することもできます。またサンダルなどで出歩くことは控え、運動靴や転倒予防の靴などを着用すると安心です。
出かけたくてもそのきっかけや目的がなく、家にひきこもりがちになってしまっている場合もあります。そのようなときには、図書館通いや地域のクラブ活動に 参加してみるなどして、活動の幅を広げていきましょう。そういった場所に顔を出していると、知り合いが増えて交流も広がり、いきいきとした生活が送れるよ うになっていきます。
日々の体力づくりや機能訓練などを行っていても、歳を重ねると共に足腰は少しずつ弱っていきます。「階段の上り下りが辛くなってきた」
浴槽から出るときにバランスを崩すことが増えた」
「いつも歩いている道なのに、帰り方がわからなくなってしまった」など
そういったことを思うようになったら、かかりつけの主治医や市役所の窓口、あるいは地域包括支援センターなどに迷わず相談するようにしましょう。
地域包括支援センターというのは、高齢者の健康や福祉を支えるための機関です。介護保険や介護サービスについての相談にも乗ってくれるので、非常に心強い相談相手になるでしょう。

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